IoT などで計測などの機器(子機)とスマートフォンなどの親機との間を結ぶ、近距離無線通信において、一般的に、Bluetooth Low Energy(BLE) が用いられます。
子機と親機との間を無線電波が送受信されます。その時の子機と親機の間の距離と、送受信される電波の強さ(電波強度)には関係があります。
子機と親機の間の距離が長くなると、電波強度は小さくなるし、距離が短いと電波強度が大きくなる傾向があります。その傾向は、子機と親機の間の状況によって変わることもあります。
今回、その電波強度を使って、どれくらいの距離なのかを LED バーで表示するような回路とプログラムを製作しました。使用したのは、BLE ではなく、TWELITE です。下の写真は、今回、子機にあたるTWELITE 2525A と呼ばれる製品で、無線タグアプリと呼ばれるソフトウェアがインストールされています。
TWELITE は、電波通信品質を示す値(LQI)を取得することができます。
その LQI の値に応じて、LED で電波強度を表示する親機を製作します。親機側には、TWELITE-DIP を使用しました。下図が、今回の親機側のブロック図になります。
そして、完成した基板が下図になります。
部品を実装したのが、下図になります。
Arudino を使用しているので、Arudino Studio を使ってプログラムをします。このワークショップでは、プログラムのソースコードが付いてきます。
よって、パラメータを変更したり、子機にセンサー部品を追加して違い遊びにも応用することができます。
予備実験として、子機を親機の真横に置いたときは、下図のようになります。
約 10m 離れたところに、子機を置いたときは、下図のようになります。
次に、約 20m 離れたところに子機を置いたときは、こちらになります。
TWELITE を含めた部品代(ただし、006P 電池は別)で、税込みで 20,000円で電子工作ワークショップを行います。
使い方次第では、いろいろな遊びにも使えると思います。
ワークショップのご予約やお問い合わせにつきましては、こちらからメールでお問合せをお願いいたします。