Raspberry Pi と 超小型気圧センサー LPS25HB を使った気圧ロガー
今年から、電子工作に関するネタを公開していきます。当教室では、プログラミングと併用して、電子工作を行えます。電子工作ってどんなことをするの?ってあると思うので、電子工作の範囲は、広いですが、電子工作にコンピュータを使う以上、プログラムは無関係ではありません。
最初の第一弾として、余っていた Raspberry Pi2 を使ってシステムを作ろうと思います。そこで最近話題にもなった気圧変動について、計測する仕組みを作ってみようと思います。
まず、天気や気圧、湿度など、気象の変化に伴って生じる体調の様々の不調の事を、天気痛や気象病と呼ぶらしいです。 最近では、南太平洋の島国トンガ沖にある海底火山フンガトンガ・フンガハアパイが噴火したことにより、気象や生活の様々なことに影響を与えたことがありました。調べてみると、ウェザーニュースが天気痛予報®を発表していました。どのようにして予報をつくっているかについて説明があったので、読んでみると気圧に着目をしているらしいので、定点観測で気圧を測定してみようと思いました。
使い部材は、以下の通りです。
- Raspberry Pi
- LPS25HB 気圧センサーモジュールDIP化キット(秋月電子通商)
- ブレッドボードおよび配線材
- 取得した計測データを格納するサーバと、データを表示するためのウェブサーバ
Raspberry Pi とセンサーモジュールとは、I2C インターフェースを使って通信を行います。Raspberry Pi で I2C インターフェースを使えるようにする方法は、参考記事がほかのサイトにあるので、そちらを検索して参照してもらうとして、簡単な説明については、GitHub の方にアップしていますので、そちらを参照してください。
計測結果は、以下のとおりでした。気圧の値は、校正していないので正確ではないし、センサーの精度が±0.1hPa(25℃)、±1hPa(0~80℃)になっています。よって、相対的な値だけを見てみると、1日の中で気圧の変化を観測することができました。温度や、湿度って気にすることがありますが、気圧ってあまり気にしたことがなかったので、ちょっと新鮮な感じを受けました。